ロックギターの基本3 ペンタトニックスケール
ロックギターセミナー 序章
〜 ロックの基本 〜
前回と前々回のパワーコード、ブリッジミュートに加え、今回はペンタトニックスケールの 説明をしたいと思います。
まずはペンタトニックによる演奏を聴いてみてください。
Ex 1)♪ペンタトニックスケール
ペンタトニックとは簡単に言うと、音が5つしかない五音音階の事です。
まず、最もポピュラーな2種類のペンタトニックスケールを紹介しますので、
下記の譜例を参考に音程を確認してください。
Cメジャーペンタトニックスケール

Aマイナーペンタトニックスケール

このように非常にシンプルな構造になります。
特徴としては、以下の3つが上げられます。
1.5つの音程しか存在しない。
2.半音程が存在しない(音程については、別項目キーボード音楽理論の項を参照)
3.ナチュラルマイナースケールから2度と6度の音を抜いたものがマイナーペンタトニック、
メジャースケールの4度と7度を抜いたのがメジャーペンタトニック。
ここでは、よく使われるマイナーペンタトニックスケール(以下、ペンタトニックと略す)について 説明したいと思います。
さて、なぜこの音階がロックの基本なのでしょうか?
そのあたりを説明したいと思います。
その前にまずはポジションを確認しましょう。
以下、Aマイナーペンタトニックスケールの6弦ルートの基本ポジション。
○がルート(Aの音)で●がその他の音です。
Aマイナーペンタトニックスケール 6弦ルート基本ポジション

これは、6弦5フレットから開始するペンタトニックのポジションです。
一般的によく使われるフレットに○と●がついています。
試しに、音程を弾いてみましょう。
Ex 2)♪ペンタトニック6弦ルートポジション
このサンプルでは、6弦5フレットのAの音程から1弦12フレットの音までを繋げています。
下図の赤線が、この音のフレットの動きです。

さて、この音階はロックやポップスなど、あらゆる場で使われる最も使用頻度の高い音階です。
それだけ「使いやすい音階」であり「カッコ良い音階」であると認識しておいて下さい。
なぜ使い易いかというと、音楽の和音進行の流れの中で、使用不可とされてる音が 少ない事があげられます。
これは音楽理論ではアボイドノートという名称がつけられており、通常は避けなければ ならない音程の事です。
例えば、Amコードの時に、Fの音を鳴らすとどうでしょうか?
Amコード(構成音A・C・E)の上に、Eの半音上のF音が鳴っているわけです。
これは明らかな不協和音ですね。
他の例を言えば、Fmajコードの時にBの音程を鳴らす事も原則的には禁止とされてます。
しかしながら、ペンタトニックスケールを用いる時、こういったアボイドノートが出てくる事は
あまりありません(厳密に言えば存在しますが。。)
それ故、基本的にはダイアトニックコード上、どのコードの上でもペンタトニックの音が
マッチすると考えてよいでしょう。
(ダイアトニックコードについては別項、音楽理論などを参照)
これが、ペンタトニックを使いやすい理由のひとつです。
もう一つの理由は、やはり「カッコ良さ」の一言につきるでしょう。
シンプルにも関わらず、とてもカッコ良いのです。
また、ペンタトニックスケールのカッコ良さには、ブルーノートとチョーキングという二つのモノが関係してきます。
いずれもロックギターには必須のものであり、ギターソロをカッコ良くする大きなポイントでもあります。
この二つ「チョーキング」と「ブルーノート」について簡単に説明したいと思います。
・チョーキングとは何か?
チョーキングとは左手の押さえてる指で弦を押し上げて、音程を上げるテクニックの事です。
ここでは軽い説明程度に触れておきますが、後ほど別項目で詳しく説明します。
Ex 3-1)♪チョーキングサンプル1
Ex 3-2)♪チョーキングサンプル2
チョーキングサンプル1の方は、ゆっくりと弦を押し上げています。
それに対してサンプル2の方は、速く弦を押し上げています。
また、このチョーキングは2弦8フレットのGの音を弾いてから、全音上げてAの音を出しています。
・ブルーノートとは何か?
メジャースケールの3度、5度、7度の半音下がった音が「ブルーノート」に相当します。
例えばAメジャースケール上のブルーノートはC、Eb、Gの音となり、
ブルーノートを含むスケールをブルーノートスケールと呼びます。
例)Aのブルーノートスケールの構成音
A、C、D、Eb、E、G
Key=AのブルーノートスケールはA、C、D、E、G・・・つまりAマイナーペンタトニックスケールに
b5度にあたるEbを加えたものと覚えるとカンタンです。
ブルースやメジャーキーの曲ではブルーノートスケールに長3度音や長7度音を交えて演奏されることも多くあります。
それでは実際にブルーノートを使用した演奏例を聴いてみましょう。
メジャーとマイナーの中間のような響きで、黒人音楽特有のブルージーなフィーリングが感じられるでしょう。
Ex 4-1)♪ブルーノートサンプル1
Ex 4-2)♪ブルーノートサンプル2
このサンプルで多用しているブルーノートは3弦8フレットのEbの音になってます。
また、音が濁っているところは、3弦の音を弾く時に同じフレットで2弦も同時に抑えてます。
その状態で弦を少し押し上げる場合なども非常にブルージーになり、ロックギターにおいて多用されるテクニックでもあります。
さて、いかがだったでしょうか。
最後にマイナーペンタトニックにブルーノートとチョーキングなどを交えたソロを 聴いてみてください。
Ex 5)♪ペンタトニックギターソロ
次回は今回説明したチョーキングなども含む、細かい双方の解説を行いたいと思います。
(つづく)
〜 ロックの基本 〜
ロックギターの基本3 ペンタトニックスケール
前回と前々回のパワーコード、ブリッジミュートに加え、今回はペンタトニックスケールの 説明をしたいと思います。
まずはペンタトニックによる演奏を聴いてみてください。
Ex 1)♪ペンタトニックスケール
ペンタトニックとは簡単に言うと、音が5つしかない五音音階の事です。
まず、最もポピュラーな2種類のペンタトニックスケールを紹介しますので、
下記の譜例を参考に音程を確認してください。
Cメジャーペンタトニックスケール

Aマイナーペンタトニックスケール

このように非常にシンプルな構造になります。
特徴としては、以下の3つが上げられます。
1.5つの音程しか存在しない。
2.半音程が存在しない(音程については、別項目キーボード音楽理論の項を参照)
3.ナチュラルマイナースケールから2度と6度の音を抜いたものがマイナーペンタトニック、
メジャースケールの4度と7度を抜いたのがメジャーペンタトニック。
ここでは、よく使われるマイナーペンタトニックスケール(以下、ペンタトニックと略す)について 説明したいと思います。
ロックの基本 マイナーペンタトニックスケール
さて、なぜこの音階がロックの基本なのでしょうか?
そのあたりを説明したいと思います。
その前にまずはポジションを確認しましょう。
以下、Aマイナーペンタトニックスケールの6弦ルートの基本ポジション。
○がルート(Aの音)で●がその他の音です。
Aマイナーペンタトニックスケール 6弦ルート基本ポジション

これは、6弦5フレットから開始するペンタトニックのポジションです。
一般的によく使われるフレットに○と●がついています。
試しに、音程を弾いてみましょう。
Ex 2)♪ペンタトニック6弦ルートポジション
このサンプルでは、6弦5フレットのAの音程から1弦12フレットの音までを繋げています。
下図の赤線が、この音のフレットの動きです。

さて、この音階はロックやポップスなど、あらゆる場で使われる最も使用頻度の高い音階です。
それだけ「使いやすい音階」であり「カッコ良い音階」であると認識しておいて下さい。
なぜ使い易いかというと、音楽の和音進行の流れの中で、使用不可とされてる音が 少ない事があげられます。
これは音楽理論ではアボイドノートという名称がつけられており、通常は避けなければ ならない音程の事です。
例えば、Amコードの時に、Fの音を鳴らすとどうでしょうか?
Amコード(構成音A・C・E)の上に、Eの半音上のF音が鳴っているわけです。
これは明らかな不協和音ですね。
他の例を言えば、Fmajコードの時にBの音程を鳴らす事も原則的には禁止とされてます。
しかしながら、ペンタトニックスケールを用いる時、こういったアボイドノートが出てくる事は
あまりありません(厳密に言えば存在しますが。。)
それ故、基本的にはダイアトニックコード上、どのコードの上でもペンタトニックの音が
マッチすると考えてよいでしょう。
(ダイアトニックコードについては別項、音楽理論などを参照)
これが、ペンタトニックを使いやすい理由のひとつです。
もう一つの理由は、やはり「カッコ良さ」の一言につきるでしょう。
シンプルにも関わらず、とてもカッコ良いのです。
また、ペンタトニックスケールのカッコ良さには、ブルーノートとチョーキングという二つのモノが関係してきます。
いずれもロックギターには必須のものであり、ギターソロをカッコ良くする大きなポイントでもあります。
この二つ「チョーキング」と「ブルーノート」について簡単に説明したいと思います。
チョーキングとブルーノート
・チョーキングとは何か?
チョーキングとは左手の押さえてる指で弦を押し上げて、音程を上げるテクニックの事です。
ここでは軽い説明程度に触れておきますが、後ほど別項目で詳しく説明します。
Ex 3-1)♪チョーキングサンプル1
Ex 3-2)♪チョーキングサンプル2
チョーキングサンプル1の方は、ゆっくりと弦を押し上げています。
それに対してサンプル2の方は、速く弦を押し上げています。
また、このチョーキングは2弦8フレットのGの音を弾いてから、全音上げてAの音を出しています。
・ブルーノートとは何か?
メジャースケールの3度、5度、7度の半音下がった音が「ブルーノート」に相当します。
例えばAメジャースケール上のブルーノートはC、Eb、Gの音となり、
ブルーノートを含むスケールをブルーノートスケールと呼びます。
例)Aのブルーノートスケールの構成音
A、C、D、Eb、E、G
Key=AのブルーノートスケールはA、C、D、E、G・・・つまりAマイナーペンタトニックスケールに
b5度にあたるEbを加えたものと覚えるとカンタンです。
ブルースやメジャーキーの曲ではブルーノートスケールに長3度音や長7度音を交えて演奏されることも多くあります。
それでは実際にブルーノートを使用した演奏例を聴いてみましょう。
メジャーとマイナーの中間のような響きで、黒人音楽特有のブルージーなフィーリングが感じられるでしょう。
Ex 4-1)♪ブルーノートサンプル1
Ex 4-2)♪ブルーノートサンプル2
このサンプルで多用しているブルーノートは3弦8フレットのEbの音になってます。
また、音が濁っているところは、3弦の音を弾く時に同じフレットで2弦も同時に抑えてます。
その状態で弦を少し押し上げる場合なども非常にブルージーになり、ロックギターにおいて多用されるテクニックでもあります。
さて、いかがだったでしょうか。
最後にマイナーペンタトニックにブルーノートとチョーキングなどを交えたソロを 聴いてみてください。
Ex 5)♪ペンタトニックギターソロ
次回は今回説明したチョーキングなども含む、細かい双方の解説を行いたいと思います。
(つづく)