ロックギターセミナー

ロックギターの基本2 ブリッジミュート

ロックギターセミナー 序章 
〜 ロックの基本 〜
 

ロックギターの基本2 ブリッジミュート


さて、前回では「パワーコード」の基本的な抑え方と弦の弾き方を説明しました。
 
そこで、今回はパワーコードをより格好良く「ヘヴィ」かつ「リズミカル」に聴かせるための 初歩的な演奏テクニック『ブリッジミュート』を紹介します!
 
このブリッジミュートは、非常に重低音が強調されて、ハードロックやヘヴィメタルのような 勇ましい雰囲気を出すことができます。
 
まずは聴いてみて下さい。
 
Ex 1) ♪ブリッジミュートサンプル1
 
いかがでしょうか?
このサンプルを聴いて、「カッコ良い!」と思ったあなたは、是非ともブリッジミュートを マスターして下さい!
 
 
さて、では前回と同じCのパワーコードにブリッジミュートを絡めて弾いてみましょう。
ポジションは、前回同様に6弦ルートです。
 
パワーコードのポジション
 
さて、このリズムをひとまず基本として覚えてください。
「・」をブリッジミュート、「♪」をストロークとすると、このサンプルは 以下のようなリズムになります。
 
♪・・♪ ・・♪・ ・♪・・ ♪〜♪〜
 
Ex 2) ♪ブリッジミュートサンプル2
 
 
ピッキング(右手の振り方)ですが、この場合は全てダウンピッキングで行ってください。
 
そして、肝心の「ブリッジミュート」についてですが、方法は簡単です。
 

ブリッジミュートのフォーム


まず、ギターのブリッジ部分に右手を少し被せます。
ブリッジとは、下の写真の黒丸で囲った部分の名称です。
 
ブリッジとは
ここがブリッジと呼ばれる部分です。
 
ブリッジミュートの手1
手のこの部分を少しかぶせる(触れる程度に軽く押さえる)
 
ブリッジミュートの手2
別角度からの写真
 
ブリッジミュートの手3
さらに別角度から
 
右手をこの位置に固定し、軽く弦をダウンピッキングではじきます。
Ex 2の場合だと、ブリッジミュートの際に実際に弾くのは(基本的には)6弦だけです。
 
 

弾いてみましょう


さて、ではコード進行をつけて弾いてみましょう。
コードは「Cm - A♭ - B♭ - Cm」です。
 
Ex 3) ♪ブリッジミュートサンプル3
 
 
マイナス1トラック(ギター抜きのカラオケ)を用意しましたので、これに合わせてあなたも一緒に弾いてみましょう!
 
Ex 3-2) ♪マイナス1トラック
 

さて、ブリッジミュートとパワーコードを使うと、こんな事もできます。
 
Ex 4) ♪ブリッジミュートサンプル4 (Em開放弦から、G - C - Bでブリッジミュートのキメ)
 
以下が、このサンプルのタブ譜になっています。
タブ譜例
 
ちなみに、このサンプルでは4小節目に小指を使って3つめの音(4弦)を押さえるパワーコードが使われています。
6弦ルートCのパワーコードなら、通常の音に1オクターブ上の4弦10フレットのCの音を加える事で、より音に厚みが出ます。
※上の譜例では3つの音を同時に弾かずに、分散和音=アルペジオの形になっています。

パワーコードにはいろいろな押さえ方、バリエーションがありますが、これについては別章にて 後ほど詳しく説明します。
 
 

16ビートのオルタネートピッキング


さてさて、地味な説明はここまでにして、これを聴いてみてください!!
お待ちかね(?)の16ビートのピッキングです。
Ex 5) ♪ブリッジミュートサンプル5
 
ヘヴィメタ好きにはたまらないこの躍動感! ヘヴィネスを伴ったスピード感! 最高ですね。
これだけでヘヴィメタルの雰囲気が出ますね。
 
これを弾くには、ダウンピッキングとアップピッキングを細かく交互に繰り返します。
これを「オルタネートピッキング」といいます。
 
どうすれば、このオルタネートピッキングができるか?
それは一言でいうと、「弾こう」という意識を持って、毎日弾き続ければ良いのです。
どんなに力が入っていようと、フォームに無理があっても、なんとか弾けてしまうのがエレキギターの魅力のひとつ。
滅茶苦茶に弾いてるだけでそれなりに上手くなる、そんな不思議な楽器でもあります。
とにかく弾きたいものを弾きまくり、それを上手に格好よく弾きこなす自分をイメージするのです。
毎日練習を継続していれば、ほぼ何でも弾けるようになります。
 
とは言ってもここは一応ギター講座であるので、このような暴論(?)はさておき、効率的な弾き方を説明しましょう。
 
まず、オルタネートピッキングを弾くにあたっては、コツはとにかく右手の力を抜く事です。
できる限り振りを小さくして、ピックの先端が軽く当たるぐらいの感じで弾くと良いでしょう。
最初のうちはとにかく右手に力が入りますが、速く正確に弾こうと思ったら、序々に右手の力を抜く事を意識しなければなりません。
 
力を抜くと、右手の肘から手首までの部分が固定されます。
ちょうど、テコのように手首を固定して、それを軸に右手を軽く上下に動かします。
 
ギターを抜いたオケもありますので、是非これにあわせて練習してみて下さい!
コードは「Em - C」の繰り返しで、テンポは2パターンあります。
 
Ex 5-2) ♪オケ再生(速めのテンポ)
Ex 5-3) ♪オケ再生(遅めのテンポ)
 
 
今回はパワーコードにブリッジミュートを加えた奏法を紹介しましたが、いかがでしたか?

動画による演奏例


最後に今回、初の試みのムービー、つまり動画による演奏例をアップしましたので、ぜひご覧下さい!
手の振り方など、細かいニュアンスが伝わるのではないでしょうか。

※ムービーをご覧になるにはApple社QuickTime Player7以降(無料)が必要です。
QuickTime Playerのダウンロード

8ビートの例


16ビートの例


次回は、今までの内容にロックの基本中の基本スケールを加えて、より音楽的なフレーズを説明したいと思います。
 
次回の内容はこんな感じです!
 
Ex 6) ♪パワーコード+ペンタトニック
 
(つづく)