ロックギターセミナー

ロックギターの基本1 パワーコード

ロックギターセミナー 序章 
〜 ロックの基本 〜
 
さて、このコーナーを読んで下さる方は、まさにエレキを初めて手に取ってこれから弾いてみたいという方、エレキを買ったはいいけれど結局弾かずじまいな方、ある程度弾けるけど伸び悩んでいる方など、様々だと思います。

このセミナーは連載形式となっています。
序盤は初心者を対象にした内容で、徐々にコアな内容へと突入してゆく予定ですので、中級者の方も楽しめる内容にしたいと思ってます。
初回である今回は、パワーコードについての基本を説明したいと思います。また、音名についてはドレミファソラシではなくCDEFGABという英語表記を用います。

ロックギターの基本1 パワーコード


パワーコードのイメージ

さて、パワーコード!
ロックを語るにはパワーコードを知らなければなりません。
パワーコードはまさにロックの要!
パワーコードだけで成り立ってる曲もあるぐらいです。
それぐらいポピュラーかつ基本的なコードです。

では、まずは「パワーコード」とは何であるか?
その説明からはじめたいと思います。
パワーコードは「力強い和音」という意味に訳す事が出来ると思いますが、まさにその通りで非常に力強い響きがします。

まずは聴いてみてください。

Ex 1) ♪サンプル1

どうですか? 格好良いでしょう?

パワーコードとは?


では、具体的にパワーコードとはどういう仕組みになっているのかを解説したいと思います。

例えば、Cメジャーコードの場合だと、C・E・Gという構成音のうち、Eを抜いた音がパワーコードになります。
エレキギターの歪んだワイルドな音色でC・E・Gの3音を同時に鳴らすと、音が濁り過ぎてしまうため、調和の良いCとGの音だけを鳴らすのです。
以下はフレット上のポジションです。

パワーコードの押さえ方1

6弦の8フレットがCの音で、5弦の10フレットがGの音。
これを「6弦ルートのCのパワーコード」と呼びます。
こちらはもうひとつのパターンです。

パワーコードの押さえ方2

5弦の3フレットの音がCの音で、4弦の5フレットがGの音です。
これを「5弦ルートのCのパワーコード」と呼びます。
この呼び方は一般的なもので、このコーナーでも頻繁に使用する用語になるので、覚えておいて下さい。
パワーコードについては、この5弦ルートと6弦ルートが基本となります。
後々、4弦ルートや指一本で押さえるやり方など、他のバリエーションもいくつか出てきますが、現時点ではこの二つを覚えていれば大丈夫です。

押さえ方は、Cの音を人差し指で押さえ、Gの音を薬指で押さえるのが最も一般的です。
人によっては、Gの音を中指で抑えたり小指で抑えたりする場合もありますが、基本的にはどれも同じです。ご自分の手に合った押さえ方が良いでしょう。

パワーコードのフォーム1(6弦ルート)
パワーコードフォーム1

パワーコードのフォーム2(6弦ルート)
パワーコードフォーム2

さて、では参考例としてCのパワーコードとB♭のパワーコードを組み合わせてみましょう。
以下のような感じです。

Ex 2) ♪サンプル2

パワーコードの基本的な演奏例


さて、次はパワーコードの弾き方について。
これまでの二つの例は、全音符と言って1小節分音を伸ばすだけのものでしたが、さらに幾つか基本的な弾き方をご紹介しましょう。
まずは8ビート刻みからです。

Ex 3) ♪サンプル3

これは、右手を上から下に振るダウンピッキングと、下から上に振るアップピッキングを交替で行っているものです。これが8ビートの基本ストロークです。

ダウンピッキングのフォーム(弦を弾く直前)
ダウンピッキング

アップピッキングのフォーム(弦を弾く直前)
アップピッキング

次のサンプルは、ダウンピッキングのみで弾いています。

Ex 4) ♪サンプル4

サンプル3とサンプル4で、若干ですがニュアンスが違いますよね。アップピッキングは少し音量が小さくなりますが、ダウンだけだとほとんど均一の音量です。どちらでも構わないので、弾きやすい方で弾いてみてください。


次のサンプルは16ビートです。

Ex 5) ♪サンプル5


  これは、ダウンとアップを交替でピッキングしてます。
こういう刻み方のことを16ビートストロークと呼びます。

さて、今回のコーナーはここまでです。
ロックの基本中の基本、パワーコードについてご理解頂けたでしょうか?

では、パワーコードでどんな事ができるのか、次回の内容も含めたサンプルをご紹介します。
聴いてみてください。

Ex 6) ♪パワーコードサンプル

(つづく)